・特記仕様書にはなにがかいてあるの?
・特記仕様書はどうやって書けばいいの?
・特記仕様書と標準仕様書の違いは?
本記事では建築の設計に必要な「仕様書の知識」の中の特記仕様書について解説します。
建物のプランを決めて基本設計、実施設計と進み山場の見積図UPギリギリの最後に急いで作成することが多い特記仕様書。自分だけかもしれませんが。いつも後回しにしてしまってます。。。
入社当時は特記仕様書を理解し書くことができるようになるのが設計士として物件を任せることができる条件と上司に言われてました。
そんな特記仕様書ですが、建物を作るうえでとっても重要です。
この記事では特記仕様書はどういうものか解説します。
特記仕様書に書く内容の解説は個別に記事をアップしていきますのでそちらをご覧ください。
特記仕様書には何がかいてあるのか
特記仕様書とは、標準仕様書に記載されている仕様ではなくその工事特有の事項を記載したもので、標準仕様書に記載の内容と被る場合は標準仕様書の内容を打ち消し特記仕様書に記載の事項を優先します。また、標準仕様書では記載されていない事項や、図面に表現できない仕様、参考メーカー等を記載するものです。
主に取付方法や下地、施工方法を記載します。
設計図書の中の特記仕様書の優先順位は
特記仕様書は、標準仕様書(共通仕様書)と共に設計図書の一部であり、設計図書相互に齟齬があったばあい大変困るため、優先順位が決められています。設計図書の優先順位については特記仕様書に記載されているのが一般的で、優先順位は下記になります。
■設計図書の優先順位
質問回答書 > 現場説明書 > 特記仕様書 > 設計図 > 標準仕様書
標準仕様書については別記事に詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。
まとめ
・特記仕様書は標準仕様書、図面に示されない工事特有の事項を記載したもの。
・特記仕様書は設計図書に含まれる。
・特記仕様書は設計図書であり。優先順位は下記になり、設計図や標準仕様書に記載の内容より優先さ
れる。
質問回答書 > 現場説明書 > 特記仕様書 > 設計図 > 標準仕様書